プロペシア服用の注意点
薄毛の治療には、薬の使用が代表的です。しかし、使用方法が間違っていたり自分の体質に合わない場合、重大な問題・副作用が発生して危険な事になりかねません。
医師の診断なしで、個人輸入して薬を購入することもできますから、そういった方の中には、知らずに危険行為を繰り返しているかもしれません。
薄毛改善の近道は、専門医に診断して薬を処方してもらう以外にありません。治療薬だけでなく、それらの効果を高めるサプリメントや生活習慣改善の指導も受けることもできます。AGA治療で大事な事は、ストレスなく安心して治療に専念できることなのです。
プロペシアの安価な粗悪品や偽物に注意!
男性型脱毛症の抜け毛を予防する治療薬「プロペシア」。この薬は医師の処方無くしては手に入らないものですが、個人輸入とういう方法で購入することができます。
なぜ、個人輸入する必要があるのでしょうか?理由は、病院に診察にいくのが面倒くさい、余計な費用はかけたくない等です。最近では、薄毛治療の病院や皮膚科でも安価に処方してくれるようになってきているので、個人輸入はお薦めできません。どんな薬を服用していても、6カ月に一度はクリニックで血液検査をうけて体の状態を確認しておかなければ、安全・安心な治療が続けられないからです。
自己判断で個人輸入するのは勝手ですが、きちんと血液検査をせずに使用したり、安価なジェネリックや偽物を使用して、重大な副作用・危険が身に降りかかっても誰も責任を取ってはくれないことを自覚しましょう。
女性はプロペシアを使用できない!
プロペシアは男性ホルモンに干渉する薬ですから、女性には効果が認められていません。特に妊娠・出産の予定がある方は厳禁で、男児の生殖器官などの発育に悪影響を及ぼす危険があるからです。
プロペシア服用中は、献血をしてはいけない!
成分のフィナステリドが血液中に含まれていますので、輸血相手にも影響を与えてしまいます。献血をする場合は、服用をやめてから一ヶ月以上経過してから行ってください。
未成年者はプロペシアを服用してはいけない!
発達障害の危険性が専門家より指摘されています。未成年者、とくに男子は生殖機能に悪影響を及ぼしますので、お子様のてに届かないように保管してください。
プロペシアの服用は一日一回
一日に複数回の服用をしても効果・改善が認められていません。半年間の服用でも抜け毛が改善されなければ他の治療方法を試さなければいけません。
福岡のヘアジニアス・グループ「ナオ・クリニック」では6カ月で効果が無ければ、治療費を全額返金してくれる制度があります。
肝機能障害を悪化させる可能性あり
プロペシアは肝臓で代謝しますから酵素が上昇する場合があります。肝機能に問題がある場合は、必ず専門医に相談てください。
家族、友人にシェアするのはやめましょう
個人によっては危険をはらむ薬です。必ず医師からの処方でなければいけません。軽い気持ちで譲渡するのはやめましょう。
気になるプロペシアの副作用とは?
副作用については、一年間の国内臨床において4%(276症例中11例)の方に認められています。そのうち目立った症状は、リビドー減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)となっています。
その他には、全身の怠慢感や食欲不振の症状も報告されています。
これらの症状を自覚したら服用をストップし専門医の診察をうけなければいけません。
前立腺がん検診をうける際は申告が必要
服用中は、前立腺がん検診で測定するPSA値を半分に低下させます。結果、測定した数値を2倍にした値が目安となるのです。
抜け毛が改善!しかし、自己判断で服用を中止してはいけません
副作用や体の不調の症状を自覚した場合を除いて、プロペシアの服用をやめてはいけません。なぜならば、効果が実感できる6カ月を経過して服用を辞めてしまうと、抜け毛が再発してしまうからです。AGAの根本的な問題である、ジヒドロテストステロンは男性ホルモンから生成されるものですから、プロペシアの服用はずっと必要になります。
しかしながら、AGAの進行をひとたび抑えることができれば、薬の量を減らすことができますので、専門医と相談しながら指示通りに服用をつづけましょう。